子供の成長に涙した話
娘は友達が多いです。
ええ、間違いなく旦那の子です。私に似てコミュ障にならなくて良かった。
自分の人生も決して悪くないとは思っているんですが、やっぱり友達に囲まれて過ごす人生って憧れていたので。
娘のたくさんの友達の中の一人、仮にAちゃんとしましょう。
年少年中と2年連続で同じクラスです。
Aちゃんの印象と言えば、誰もが口を揃えて大人しい子・引っ込み思案な子と言うでしょう。
出席で名前を呼ばれても照れて返事を出来ないこともしばしば。
長期休暇明けには幼稚園に行きたくないと門の前で泣いたり。
親が参加する行事等の時には、子供達だけが集まって何かをする時にもママの横から離れなかったり。
年少の頃よりはだいぶこういうこともなくなったようですが、まだまだそういうこともあったんですね。
娘は年少の頃からAちゃんと仲良くしていたのですが、仲良くしていたというよりは、娘が一方的にグイグイ引っ張って…いや、無理やり引っ張っていた感じです。
Aちゃんのママは気を悪くしていないだろうかといつも不安だったのですが、娘のおかげで前より明るくなったと以前言われました。
朝、門で泣いていても、娘が来ると一緒に泣かずに登園出来たり、Aちゃんのママはとても助かってると言ってくれました。
嬉しかったですね、娘が人の役に立っているんだって。帰って泣きましたよ。
そんなAちゃん。
なかなか私に…というか、クラスメートの親に心を開いてくれなかったんですね。
おはようとか声をかけてもモジモジ…。
私もこういう子供だったので、特には気にしていませんでした。
子供の友達ですので、子供と仲良く遊んでくれてれば、親の声かけに返答がなくても別に良いんですよ。
でもね、昨日参観に行ってきたんですよ。
そしたらね、Aちゃんの方から「あ、娘ちゃんママ来た!おはよう!」って声かけてくれたんですよ。
もうね、私涙こらえるのに必死。
あのAちゃんが、こちらが声をかける前にニコニコ笑いながら挨拶をしてくれるなんて。泣くよね。泣いちゃうよおばちゃん。
それに春の参観の時には、みんなが遊んでいても一人座っていたのに、昨日は積極的に色んな遊びに混ざっていってるんですよ。へたな映画よりよっぽど泣ける。
ずっとね、心配だったんですよ。
Aちゃんのママは、娘のおかげで楽しそうにしてるって言っていたけど、そういう姿私は見た事なくて。
Aちゃん本当は嫌やのに無理に付き合って、Aちゃんママも私に気つかってるんじゃないかなって。
いらん心配でしたよ。すっごい楽しそうじゃないか。
もしもそれが娘の影響ならばそれも嬉しいけど、Aちゃんがしばらく見ないうちに積極的で明るくなったんなら、これ以上に嬉しいことはないですよ。
多分Aちゃんと自分の幼稚園時代を勝手に重ねてたんだと思うんですね。
私には引っ張っていってくれる友達もいなかったし、こういう成長を幼稚園の時には出来なかった。
だからAちゃんが楽しそうにしている姿が自分のことのように嬉しかったんです。
あと1年とちょっとの幼稚園生活。
楽しく幼稚園に通って、娘とも仲良くしてくれたら良いなぁ。