次女から見た長女のスゴさ
私は4姉妹の次女。間に挟まれ次女。自分が一番次女。←だんご3兄弟が流行った時よく言われた。否定はしないが大きなお世話。
周りには何故か長女の人が多くて、長女と接する機会が多かったように思います。
そんな私が実感した長女という存在のスゴさ。
職業:長女
彼女達の職業肩書きは、下の子が生まれた瞬間から「長女」である。
それはもう何歳で下の子が生まれようが長女になる。
例えば私も一応は「お姉ちゃん」と呼ばれる存在なのだけど、彼女達ほどお姉ちゃんになりきれない。
3姉妹の次女も、4姉妹の次女三女もお姉ちゃんには違いないんだけど、長女ほどお姉ちゃんという呼び名が相応しい人は他に存在しない。
「しょうがないなぁ」に愛がある
下の子がしょーもない何か頼み事をしたとしよう。
例えば私の場合、めんどくさいと思ったら「めんどくさい」と口にして頼み事を無視する自信がある。
気まぐれに相手をしたり引き受けることはあっても、8割方面倒なので無視する。
自分が一番次女だから。
しかし長女は違う。
口ではめんどくさそうに「しょうがないなぁ」とか言うんだけど、大抵引き受ける。
私が見る限りうちの姉は9割引き受けている。
例え「えーめんどくさいなぁ」とか言っても、「お姉ちゃんお願い!」ってもうひと押しぐらい頼み込めばやってくれる。
しかも「しょうがないなぁ」という言葉にも愛情が溢れているんだよ。
嫌そうな顔しながら引き受けても、最終的には全面的に協力してくれる。
8割無視する私とは大違いだ。
私が「しょうがないなぁ」なんて言おうもんなら、「あ、嫌やったら別に良いわ」とか言われるもんね。
しょうがないなぁに心底メンドくさい気持ちが詰め込まれてるから。
しかし「嫌やったら別に良いわ」と言われると、「じゃあやるわ」と言いたくなるのが私よね。天邪鬼だから。
うん。妹たちは分かって言ってるな。
何でこんなことを思ったかと言うと、先日幼い頃の私と姉のような姉妹を幼稚園で見たから。
お姉ちゃんは先に帰り支度をしてお母さんのところまで来た。
妹の方はまだ帰り支度をしていないのに、お母さんのところでウダウダしていた。
「お姉ちゃん一緒にカバン取りに行こーやー」と泣く妹。
お姉ちゃんは「もういっつもそんなんやねんからー早くしぃや」とか文句言いながらも、妹を引っ張ってカバンが置いてあるところまで行く。
あぁ懐かしいなぁ。お姉ちゃんって温かいなぁ。
と思いながら微笑ましく見ていました。
その横でセミの抜け殻を見つけて、弟のおでこにつけようとして泣かしてるうちの娘。
ううん。うちの子はこれが通常運転だから気にしない。
でも帰り支度は早くして欲しい。
「いつまで遊んでんねん!早よカバン取ってきぃ!」
と雷が落ちたのは言うまでもない。
まるちゃんのお姉ちゃんの時折見せる優しさとか見ると、涙が出てくるのは年のせいでしょうか。きっとそうでしょう。