女子の群れが苦手だった
女同士というのは女の私から見ても謎です。
群れて、異端なものを排除して…
こうなることが多いですよね。
”異端なもの”だった私は、仲良くなったと思ったらハブられての繰り返しでした。
そのため、女子の群れというのが苦手でした。
一番最初の「女子的いじめ」
幼稚園の頃でした。
髪はお猿さんみたいに短かった私。
「りつちゃんは髪の毛短くて男の子みたいやからよしたれへん」
という一言で軽くハブられました。
彼女達にとって女の子とは、髪を可愛く結ってもらいフリフリの服を好み、常にままごとで遊ぶものだったようです。
髪が短くて普段は男の子と一緒にサッカーで遊ぶ私が、気まぐれにままごとの輪に入ろうと思っても入れてはもらえない。
仕方ないと思う反面悔しかった記憶があります。
ちなみに髪の短さに関するいじめは、広末涼子が流行るまで何度か経験しています。
私が目指していたのは内田有紀だったんだけど…。
謎の連れション
怖いから付いてきてなら分かるんですが、毎度毎度さもそれが当然かのように「トイレ行こ」と言われても嫌なもんは嫌。
トイレぐらい自分のタイミングで行きたい。
何で今トイレ行きたくないのに一緒に行かないとアカンの?
という思いでトイレに誘われても、今は良いわと断っていました。
ものの見事にハブられました。
これに関してはハブられて仕方ないとも思わないし、反省もしない。未だに謎。
トイレは一人で行ってさっと帰ってくるものだ。
OLの化粧直しじゃあるまいし、トイレに一緒に行って何するんだよ。
褒めたと思えば裏で貶してる
教室で一人でいることが多かった私はよく人の観察をしていました。
「目大きくて可愛いー羨ましいー」なんて会話をしている女の子達の輪。
褒められた方は「そんなことないよー○○ちゃんだって可愛いやん」と褒め合戦。
そんな会話をしていたかと思えば、最初に褒められた子がいなくなると
「そんなことないとか言って絶対自分で可愛いと思ってるやんなアイツ」と陰口。
子供ながらに女って怖いと思った。
そんな経緯から褒められたら何て返したって陰口叩かれる時は叩かれると学び、褒められたら返事はありがとうで統一してる。
事実を言っても自慢と思われる会話の難しさ
化粧をし始めた高校生の頃。
父親譲りの長いまつげクルンな私はビューラーを使ったことがなかった。
というか持っていなかった。つけまつげも持っていなかった。
だから「どこのビューラー使ってるん?」「どこのつけまつげ使ってるん?」に対して「持っていない、使っていない」としか返答出来ない。
その後別の人伝てにまつげ長いの自慢してるって言われてんでと聞いた。
適当に一つだけ答えを用意しておけば良かったのかと少し反省している。
しかしすっぴんも見たことあるんだから何となく分かるだろうよ。
つけまつげも付いてないって見てわかるだろ。何故聞いてきた。
未だに化粧に関わることを会話する時緊張する。
今は100均製品って割と使えるやんねーで全て切り抜けるが、それでも緊張する。
もちろん、こういった人ばかりではなく、ハブらずに仲良くしてくれた子もいましたけどね。
そして、ビクビクしていたママ友交流。
ハブられたらどうしよ…ママ友同士って怖いって聞くし…なんて心配もしていましたが、今楽しくて仕方がない。
程よい距離感、グループや派閥を作らずその場その場で仲良く話す。
これですよ、私の求めていた友達関係。
振り返ってみて学生の頃って視野が狭いんだろうなと思いました。
学校というコミュニティにしか所属していないから。
もう少し上手く立ち回れていたら人生変わっていたんだろうか。
でも連れションだけは嫌だ。
娘は上手く立ち回れるんだろうか。
変なとこ頑固だからちょっと心配。