ままのおと

2児の母。今日も元気に爆走中。

「心を殺すいじめ」

 

私は決して人気者とは言えない子供時代を送ってきました。

 

そりゃー無口でしたからね。

 

無口、本が友達、ずーっと絵を書いてる。

 

友達が出来るわけがない。

 

関わり方がわからなかったんでしょうね。

思考回路も人とは違うって自覚がありました。

小学3~4年頃はいじめられましたよ。

変人が主ないじめられ理由でしょうね。

 

小学5、6年の担任に恵まれ、生まれ変わり

 

中学1年の時

金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」という詩に出会いました。

 

にほんごであそぼで歌ってるあの歌ですね。

【みんなちがってみんないい】ってやつです。

 

その一文に胸打たれましてね。

 

授業中必死で泣くのをこらえて、家に帰って泣きました。

 

そして、個性を認められる人間になろうと決意しました。

 

 

高校は、お前が言うなって言われるかもしれませんが

変人の集まりみたいな高校に進学しまして

 

びっくりしたよ。

 

笑ってしまう様な夢を語っても

 

変な主張をしても

 

誰ひとりとして馬鹿にしないんだよ。

 

真剣に聞いてくれるの。

 

恐らくこれが違う学校であれば

私の偉大なる(笑)野望は

嘲笑されていたでしょう。

というか主張しないままに終わっていた事でしょう。

 

たまらなく嬉しかった。

救われた気分でした。

 

 

だから、私も誰かを救いたいと思いました。

 

 

 

でも何にも出来なかった。

 

 

 

 

と思っていた。 

 

そしたらね。

 

結構前だけど、高校の友達の結婚式があって出席したのよ。

 

 

彼女は小中学校で壮絶ないじめを受けていたそうです。

 

 

それを知ったのが、高校1年のキャンプの時。

 

涙ながらに語っていた彼女の顔は今でも忘れません。

私は何も言えずに背中をさすって慰めただけ。

無力だなー何か出来ることはないかなー

と思いながら寝ました。

 

でも、翌日から普通に振舞っている彼女を見て

昨日の事に何となく触れられないまま普通に接し

そして高校卒業しました。

 

 

彼女曰く、

その普通に接してくれたのが嬉しかったらしい。

 

キャンプの時、何故か私に話したくなった。

引かれるような内容の話を聞きながらも

普通に仲良くしてくれて、社会人になってもしょっちゅう連絡をくれた。

 

小中学校の頃のいじめで、もう二度と誰も信じないと思い

死んだままだった心で復讐ばかり考えていた。

鬼になった私を普通の人間に戻してくれたことを感謝している。

 

 

彼女が私のスピーチの後

私への感謝の手紙として読み上げたのはこういった内容でした。

 

もうね。スピーチの時点で泣いてるのにやめてよね。

号泣するじゃない。

 

滝よ!もう大洪水よ。

お互いに鼻水流れすぎだからね!

 

 

私にも一人の人を救える力があったんだって嬉しかったね。

 

 

そんな彼女から、今日妊娠のお知らせがきました。

 

私みたいな優しい子を産むんだって。

 

へへ。ちゃらんぽらんの変人になるぞ。

 

 

 

 

彼女も言っていたように、いじめとは心を傷つける、殺す行為だと思います。

だってね、深ーく奥底にいつまでも残ってるんだよ。

 

多分一生忘れない。

いじめてる方は面白半分なんだろうけどね。

 

心の殺人も訴えられれば良いのに。

 

そういう風に思います。

 

 

いじめの理由なんてほんの些細なことなのに深く残るんですよね。

 

自分の子がいじめられないようには対策出来ないかもしれませんが

自分の子がいじめる側に回らない対策は出来るんじゃないかなと思います。

 

 

でもさ、ニュース見て思った。

 

明らかに自分より下の人間にヤジを飛ばし

すぐには謝らず5日も経ってから呆れた言い訳ばかりの謝罪。

 

で、ヤジを飛ばした奴の事務所に生卵投げつける

関係のない人。

 

 

大人がこれでしょ。

そりゃいじめもなくならないわ。

 

 


わたしと小鳥と鈴と 「 みんなちがってみんないい」 - YouTube

 

 

 

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