初恋の淡い思い出を笑い飛ばしたいと思った。後悔はしていない。
今週のお題「一番古い記憶」
ということで、初恋のことを思い出してみた。
私の初恋は幼稚園の頃。
べッタベタで申し訳ないんですが、幼馴染の男の子でした。
女兄弟しかいない私の周りにいた父を除いて唯一の男の子。
母親同士が仲良かったのでいつでも何するのでも一緒だった。
幼稚園も同じクラスで同じ習い事を習い、常に一緒。
どこでもセット扱い。
幼馴染モノの恋愛漫画とかドラマって良いですよね。
今も恋仲ってドラマやってますが。
キュンキュンするんです。未だに大好き幼馴染モノ。
小さい頃からいつも一緒にいて、幼い頃に「結婚しようね」なんて約束して、大人になって再会して…
ってベタなシュチュエーションでもキュンとする。
そんなベタなことを私もやったわけです。
二人で公園の滑り台の上で、幼馴染の彼に
「○○くん好き!大人になったら結婚しよ!」
って言ったのです。
あまり喋らない子供だった私、こういう時だけ饒舌です。
幼馴染の彼の返答はこうです。
「りつちゃんのパパみたいに格好良くなったら良いよ」
幼い私には謎の返答です。
確かにうちの父は顔だけ無駄に格好良い親父です。
だが結婚するのに?私は女なのに?何故父のように格好良くなる必要があるのか。
訳は分からないけど、父親似だと言われ続けていた私は、今後もこのまま父親似だろう。格好良くなるから結婚できる!と思って
「分かった!」
と返事をしました。
それから小学校に入り、しばらく同じクラスになることはありませんでした。
同じクラスでない男女、自然と距離が出来ます。
今までのような距離感ではそうそう話せなくなります。
やっと同じクラスになった6年生の頃。
放課後の校庭で二人で他愛ない話をしていました。
何となく恋愛の話になって「○○くんは誰か好きな人おるん?」と聞きました。
彼の返答は「あー…うーん…?」という曖昧なもの。
ここで普通なら「私のこと好きだからごまかしてるの?」ってな妙な期待感が生まれます。
しかし、私は幼稚園の頃の告白の返答を覚えている。
そして6年生の私、BLの世界に片足突っ込んだ状態です。
コイツもしかしたらもしかするんじゃね?
と思いながら返事を待ちましたが、上手くかわされ真相は闇の中。
それから違う中学高校に通い、彼とはしばらく会わない日々が続きました。
月日は流れ、成人式の日。
同窓会後、酔っ払った彼が帰り際「ちょっと話あんねんけど」と私を誘います。
暗い夜道の中、ロマンスが生まれることをほんのちょっぴり期待しつつ、彼についていく私。
足を止めて彼が言ったのはこうです。
「なぁ。俺ホモやねんって言ったら気持ち悪い?」
ううん。知ってたし、むしろウエルカム!
数年越しの謎が解け、もしかしてが確信に変わった瞬間、気持ち悪がるどころか、どことなく嬉しそうな顔した私の方が気持ち悪かったでしょう。
でもカミングアウトして引かれなかったことに安心したようです。
昔の父のような顔が好きな彼。
うちの旦那も「いける」だそうです。いや、そこはいかんで良い。
「俺ら好み似てるな」ってあんま嬉しくないww
カミングアウトした後、一緒にジャニヲタしてくれてたのに、最近K-POPにとられてしまいました。
ちょっと寂しい。
男友達のような女友達のような
微妙な関係の幼馴染との淡い初恋物語でした。
私「っていうあんたとの話ブログに書きたいねんけど良い?」
彼「どうせなら面白く書いてや」
プレッシャーww
個人のブログに何求めとんねん。
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