今時のLINEいじめを考える
「チャットログ」皆さん見たことあるでしょうか?
あ、恐怖サイト系が苦手な方は閲覧注意です。
最後に怖い女の子の顔が出てきて、「きゃー」と叫びます。
人のLINEをのぞき見できる? 「チャットログ」拡散 実際は「いじめ啓発ジョークサイト」 - ITmedia ニュース
上記サイトからこのチャットログについて引用しますと、
URLにアクセスすると、LINEのグループトークのような画面が表示され、ユーザー同士のトークが繰り広げられる。見ていると、参加者の1人が「一緒にいるだけで迷惑」「既読無視すんじゃねーよ」などとなじられて追い詰められ、自殺を決心する。トークの最後には突然、真っ赤な画面に女の子の顔写真が表示され、「キャー!」という声が響く。
ということです。
LINEでのいじめの実態を知ってもらうために作られたそうです。
とても考えさせられました。
きっとこういういじめは実際にあるんでしょう。
その場のノリでいじめるというのは昔からありますが、面と向かって言われるよりも、残って消えない文字でのいじめというのは、こう、精神的にキますね。
最近の子は大変ですね。
いじめがどんどん陰湿になってきている。
分かりやすい暴力よりも、こういう精神的にくるいじめが多いようですね。
既読無視
私が携帯電話を持ち始めたのは高校の時ですが、当時はそこまで携帯を使ったいじめは多くなかった。
面と向かっての方が多かったように思います。
携帯メールの返信って来なければ、忙しかったのかなーって感じで流され、後からごめん用事が…と謝れば済んだ話。
例えメール読んで放置してただけでも。
しかしLINEは読んだら既読という文字が付いてしまう。
で、無視すんなよってなるのです。
あの既読がつくってのどうにかならんもんですかねー。
思春期の子達は気になると思うんですよね。やっぱり。
「返事がないと孤独や不安を感じたり、逆に返事をせかされているようで精神的なプレッシャーを感じたりする」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1403/05/news047.html
との声もあるようです。
今時の子とLINE
うちの一番下の妹、今大学生なんですが、ずーっとスマホを片手に持っているんです。
ピコンピコン鳴ってるんですよ。
「そんなすぐ返さなアカンもん?」と聞いてみたら
「流れについていかないとアカンし、暇やのに返さんのはちょっと…」と返されました。
恐らくグループLINEなのでしょう。
いろいろ質問してみて、妹の返答から察するに、
・家にいる暇な時間なのに、返信しないことに罪悪感を感じる
・話の流れについていかないと、友達とは言わない
ということのようです。
何を恐れているんだろうとオバさんに近づいた私は思います。
また、もう一人の社会人の妹は、平気で既読無視して後から返信しているそうです。
恐らく今の子達とは感覚が違うのでしょう。
彼女たちにとってLINEでのコミュニケーション、そこで盛り上がることが友達付き合いでとても重要なことのようです。
親がどれだけ関与出来るか
こういう親がチェックするアプリもあるようです。
LINEメッセージを親がチェック、いじめ防ぐ「Filii」 - ITmedia ニュース
子どもの端末にインストールし、本人の承諾を得た上で使ってもらうアプリ。LINEだけでなくcomm、カカオトーク、Twitter、Facebookに対応しており、危険なキーワードを含むやりとりが目立った場合、そのキーワードとやりとりの相手などを、親用のWebページに送る仕組みだ。
とのこと。
これはいじめだけではなく危険なキーワードをチェックするアプリだそうです。
が、
親がLINEいじめを完全に把握することは中々難しい。
こういういじめにさらされるのは、ほとんど中高生です。
親ウザイな思春期にも関わらず上記のアプリをインストールさせてくれる子は、恐らくいじめがあった時点で親に言ってくれるでしょう。
LINEいじめは
親に頼るのは恥ずかしい、親と話すのがウザったい…
と思っている子が受けることが圧倒的に多いように思います。
ノリで人を傷つけるいじめです。
こういう子はいじめを受けても親に言えません。
かと言って黙ってインストールするわけにもいきません。
いじめが心配だからLINEを使うなというのも、今時の子には厳しい。
一番はスマホを買う時の約束として、インストールするのが良いと思います。
というかもう未成年のスマホ購入時にはショップ側でインストールすれば良い。
私は当分子供達に携帯・スマホを買い与えるつもりがないので、まだまだですが、追々考えていかなければならないな、と思いました。
携帯持っていないから…っていういじめもあるんだよね。
便利になったのか、悩みの種が増えたのか…難しい時代となりました。