一番良い喧嘩相手は兄弟
2歳男児と4歳女児。
年齢の近い2人です。基本的には仲がいいのですが、毎日のように喧嘩が勃発します。
理由は本当に些細なことなんですがね。
オモチャの取り合いだったり、座るところの取り合いだったり。
何でそんなことで喧嘩するかなーということで喧嘩します。
こういう時、親はどこで口を挟めば良いでしょう。
基本的に私は口を挟みません。
嫌なことをしたら謝る、謝って仲直りしたらそれ以上グチグチ言わない
という喧嘩の基本?は教えてますので、私に助けを求めてこない限り、後は子供たちがどう解決するかを見守っています。
それでも口を挟む場合、私の目安は主に3つ。
・手を出しているか
言葉が上手く出ない息子が、押したり叩いたりということはよくあります。
しかし、手を出す喧嘩はいけません。保育園でやっても困ります。即座に止めます。
それはしてはいけない事だと教えなければなりません。
・姉の権限を使って無理を通そうとしているか
口が達者であるが故に、お姉ちゃんの言う事聞きなさい!的なことを言い出すこともあります。
上手く丸め込もうとしているつもりなんでしょう。
それで息子が納得している時は良いのですが、(8割方納得する笑)明らかにフェアじゃない言い分で丸め込んもうとしている時は口を挟みます。
・息子が無茶なワガママを言っているか
これも時々あるんですが、意味の分からない事をやって欲しいと言うんです。
娘が付き合ってあげる時もあるんですが、やりたくない時もありますよね。
やりたくない娘に無理にやってあげなさいとは言いたくないので、これは息子を呼び私が言い分を聞くことにしています。
また、喧嘩を止める時に気をつけていることもあります。
・お姉ちゃんだから…は言わない
本当にこれ言う人に聞きたい。何で言うの?
私自身は4姉妹の2番目ですが、言われたことはありません。
しかし、「お姉ちゃんだから我慢しなさい」を言われている姉を誰よりも近くで見てきました。
これを言われた子の顔を冷静に見たことがあるでしょうか?
それ以上怒られないように、下を向いて唇を噛み締めて、目にいっぱい涙をためているんです。とても悔しそうに。
私はそんな姉の姿を見るのがとても辛かった。
自分が言われなくて良かったなんて安堵したことは一度もなかった。
それで私は子供が出来ても絶対に言わないと決めました。
まぁ気にしてたのは私だけだったようで、言われていた当人は子供に「お姉ちゃんでしょ!」って言っています(笑)
誰もがなりたくて姉や兄になったわけではありません。
それを強要する言葉は使いたくないものです。
・見ていない喧嘩は両成敗
明らかにどちらかが怪我している場合を除いて、自分が見ていない喧嘩でどちらか一方を謝らせるということはしません。
一応どちらの言い分も黙って聞きますが、子供と言うのは必ずしも本当のことを言うとは限りません。
怒られたくないという理由で小さな嘘をつくこともあります。
娘の方が当然口が達者ですし、息子は上手く伝えられません。
決して子供達の言い分を信用していないわけではなく、自分が見ていないものに判定をつけたくないんです。
野球の審判がよそ見してたのに、アウトー!って言ったら嫌でしょ。
なので、言い分だけ聞いて、それは嫌やったなーと気持ちに寄り添った後、お互いに謝っておしまいにしています。
私個人としては、年の近い兄弟はどんどん喧嘩したら良いと思うんですよ。
で、親はある程度見守れば良いと思っています。
喧嘩の解決の仕方を学ぶのに一番いいじゃないですか兄弟喧嘩って。
ワガママを言えばどうなるか、オモチャの取り合いはどうすれば良いか、喧嘩の落としどころ、仲直りの仕方…
これって最初こそ親の手助けが必要ですが、子供同士で学んでいくものだと思います。
幼稚園や保育園に入園した後でももちろん学べますが、せっかく身近に良い喧嘩相手がいるのですから、学んでおかなければもったいない。
子供達は本当最近ですが、私に助けを求めず自分達で喧嘩の落としどころを見つけられるようになりました。
こうなるまで時間は掛かりましたが…親としての忍耐力が試されますね。
手は出さない、自分が悪いと思ったら素直に謝る、謝った後はグチグチ言わない、いつまでも泣かない。
親はどちらの味方もせず、比較せず、ある程度まで見守る。
これが我が家の喧嘩のルールです。