子供の名前について考える 使う漢字も大事編
に、こういったブコメがきていました。
『夫婦で血迷うぐらい可愛いから。』そんなの30年前も50年前も同じなのになんで最近だけ変な名前付けるの?
これについてずーっと考えていました。
50年前なんかだと、子供の数が多すぎていちいち凝った名前付けてらんねーよってことも考えられますよね。
祖父が名付ける・当主が名付けるという独自のルールがあるご家庭もあったでしょう。
祖父母や本家の当主なんかだと、それなりの教養もあるでしょうから、変な名前は付けないように思います。
とは言え、昔は全ての人が考え抜いて名前を付けていたかと言うとそうでもないように思います。
私現在28歳。
同級生・一個下の後輩に多い名前が「さやか」です。
なぜだか分かりますでしょうか?
そう、松田聖子の娘の名前です。
下記の記事を読むと、確かに昭和初期に生まれたおじいさんで昭和の字入ってる名前の方多いよなーと思います。
名前の流行で時代が分かる~昭和前期には男子はみんな一文字だった?
名前には流行があり、もちろんその流行の名前を付ける方は今もいますが、
「自分自身が流行の名前で、同級生と名前かぶって嫌だった」
と思った方も多いでしょう。
そういった方が、変わった名前を付けがちなのではないでしょうか。
また、名前に使える漢字についての変化もあります。
Wikipediaさんのお力をお借りしますと、
「子の名にはできるだけ常用平易な文字を用いることが理想である。その意味から子の名に用いる漢字は当用漢字によることが望ましい」
— 国語審議会 人名漢字に関する建議 昭和26年5月14日
ということであったはずの人名用漢字。
使えない漢字があるままで良かったのに、現在では「え、これ名前に使えんの?」ってのまで使えちゃったりします。
2004年には”親から要望の強かった「雫・苺・遙・煌・牙」などが使用可能”になったそうです。
で、人名に使える漢字であれば、どれを使っても構わないわけです。
加えて、読みは本来そういう読み方しなくてもOK。
「漢字はこれとこれ、読みはこれとか良いんじゃね?」「オンリーワンね!パパ天才!」とかいうことが発生するわけです。
役所はよっぽどの名前でない限り止めません。
そこで、
本当に名前に使おうとしている漢字の意味理解して付けようとしてんの?
という話です。
前回の記事のアイキャッチ画像に使用した下記の本。
読んでみたいけど、もう名付けの予定がない私が買うのもなーと思っていたら、ネットの力というのは偉大です。
NEVERまとめにまとめられていました。
知らなかった…実は名付けに使わない方がいい漢字 - NAVER まとめ
ここではですね、昔から使われているけど、実はあんまり良い意味じゃないよって漢字がまとめられています。
愛:むしろ家族や異性との縁が薄くなりがち!
太:才能が身を助け、大きく伸びるが、事故や病気になどには要注意
とかね。知りませんでした。
ちなみに、うちの旦那の名前ありました…。
そして、恐らく上のまとめをじっくり読んだ方のほとんどが気になるであろう漢字。
普通に皆さん良い意味だと思って付けられますよね。
”秀でている”ですもんね。
しかしご覧ください。
秀:人より抜きんでる可能性大。しかし、健康と人間関係に落とし穴が。
①背中や足を中心とした病気にかかりやすい。
②頭髪が薄くなりやすい。「禿」は「秀」と同系列の文字。
③ずば抜けた才能ゆえに、周囲との摩擦が生じやすい
②頭髪が薄くなりやすい。「禿」は「秀」と同系列の文字。
名前の時点で将来の頭髪まで決まるのか!!!!!!
秀のつく名前の芸能人、皆さんは誰を思い浮かべますか?
ここでは、松井秀喜さんが挙げられていますが、私は彼を思い浮かべました。
われらが王子タッキー。
彼もお禿げ上がりになるのでしょうか。心配です。
あのデビュー当時から変わらぬ美しさで王子的存在として愛される彼が!まさかハゲる時が来るなんて考えたくありません。
そう言えば親も自分もちょっと頭髪が気になるな…ってお父さん。息子さんの名前にはご注意ください。遺伝と名前のダブルパンチがきます。
話はそれましたが、昔から使われている漢字でも、このように悪い意味も含まれている漢字というのが多く存在します。
新しく追加された人名に使える漢字にも、あるのではないでしょうか。
子供には良い人生を送って欲しい。親なら誰もが思うことでしょう。
ならば、十分に意味も調べた上で、名付けしましょう。
個人的には人名漢字をもうちょい絞り込んで、読み方にも制限かけた方が良いと思うんだけどなー。
意味不明だけど何かかっこよさそう!ってな安易な名付けを助長してるよね。